生徒アカウントの一括設定

本校では、約450名弱ほど在校しています。そして、毎年、約140名前後入学してきますので、4月当初に新入生の人数分のアカウントの発行が必要になります。
これを手作業で行うのは非常に非効率です。そこで、効率的にアカウント登録作業をするために、エクセルや専用ソフトを利用するというわけです。

しかし、サーバー機には、エクセルなどアプリケーションをインストールしていないことも多いので、あらかじめ他のコンピュータで名簿を作成後、バッチファイルを作り、ネットワーク経由で転送したり、FD・CD-ROMなどのメディアでサーバー機に持ってくることが必要になってきます。

ここのステップでは、エクセルを用いた登録作業を紹介します。


Excelを用いたアカウント発行

(Excelがインストールしているコンピュータで作業する)
  1. 次行のアカウントテンプレート(Excel専用)をダウンロードする。
    acount_set.xls (右クリックして、[対象をファイルに保存]を選択して、任意の場所に保存する)

    ※トラブルを防ぐため各シートは必要な部分以外はシート保護によりロックしています。ロックされているセルの書き換えをしたい場合は、バスワードは設定していないので、シート保護を解除してください。

  2. 上記で保存したExcelファイルをダブルクリックし、ファイルを読み込んでExcelを起動する。
  3. まず、1番上のシート[初期設定]で4つのセルに記入する。


  4. 次に、2番目のシートにサンプルとして書き込まれている[ユーザーID][氏名][ふりがな]を消去する。


  5. 必要なら、2番目のシート名を適切な名前に書き換える。


  6. アカウントを発行する生徒の[ユーザーID][氏名][ふりがな][コメント]を手入力したり、他の名簿ファイルから貼り付ける。[コメント]は入力しなくても構わない。
    本校では、別名簿ファイルで学年通しで五十音順に並べ換えた後貼り付ける。次に[ユーザーID]を通し番号でオートフィル機能を利用して書き込むようにしている。


  7. 2番目のシートの右側に自動的に、必要な値が書き込まれる。


  8. バッチファイル作成のために、メモ帳などのエディタを起動する。
  9. 《イントラ内ホームページ公開が必要な場合》 《ホームフォルダのみの場合(ホームページ公開はしない)》
  10. メモ帳の場合、[名前をつけて保存する]のダイアログで[ファイルの種類][すべてのファイル]に変更した後、適当なファイル名(拡張子は、[.bat])をつけて保存する。
     

  11. Excelのファイルを保存して終了する。

(サーバー機[Windows 2000 Sever]で作業する)
  1. 上記で作成したバッチファイルを実行(ファイルをダブルクリック)する。

  2. コマンドプロンプト画面が出て、次々とフォルダが自動的に生成され、アカウント登録が行われていく。

  3. バッチファイルの実行後、ステップ2で説明したユーザープロファイルの変更で、[ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要]にチェックを入れる。

    ★Windows 2000 Server では、一人ずつ全員にチェックを入れる必要がある。
    しかし、Windows NT 4.0 Serverからのバージョンアップの場合、Windows NT 4.0 Server の CD-ROM の中にWindows 95 用の [管理サーバー NTツール]が含まれているので、それをクライアント機にインストールすれば、管理ツールから変更するユーザーを全員選択して、チェックを入れるだけで良い。

    ★Windows NT 4.0 Server では、変更するユーザー(今回では新入生のみ)を全員選択して、チェックを入れるだけで良い。

※バッチファイル中のサーバー機へのコマンドで、フォルダの共有設定のみサーバー機でしか実行することができません。それ以外については、クライアント機からでも実行は可能ですが、上記で作成したバッチファイルをそのまま利用することは不可能で、パス名の変更が必ず必要です。その場合は、UNC 指定(例えば、[\\local_host\])か、ネットワークドライブの接続をしてそのドライブ名を使ってパスを指定する必要があります。

※回生が異なる場合は、新しいシートに作成するようにする。一回、アカウントの登録が終了しても、サーバーの変更など再登録する必要が出るかもしれないので、卒業までは該当のシートはおいておくようにする。
もちろん、生成したバッチファイルをおいておいてもかまわないが、ディスク構成など変更したときのことも考えExcelファイルの方が汎用的で良い。