3Dプリンタ工房

理科実験道具 フラスコ台の制作

まずは、PLAを使用してフラスコ台を制作したが、実際に使ってみると、予想通り、滑ってしまい、使い物にならなかった。

そこで、柔らかい弾力のあるTPUで制作すれば、滑り止めになっていいのではないかと思ったが、やはりだめで滑って使い物にならない。

100均で滑り止めに探すと、下図のようなものを見つけたので、これを底に貼り付けると、うまくいった。
フラスコ台PLA制作
PLAで制作
フラスコ台TPU制作
TPUで制作
滑り止め
滑り止め(100均)

2014/01/08

AnkerMake5 情報(4)

エクストルーダーにフィラメントが入りづらくなっていて、PLA-CFを使用したときに、最初うまく造形がうまくいっていたが、途中で、フィラメントが出なくなっていたが、AIカメラの監視もエラーを出すことなかった。ちなみに、AIカメラは黒いフィラメントは苦手で、うまくいっているのにエラーを出していた。
造形に失敗したので、再度、挑戦しようと思って、フィラメントをエクストルーダーに入れようとすると、なかなか入らなかった。やっと、入ったのでフィラメントの送り出しをすると、何と送りが空回りしている。手で、フィラメントを送ったり戻したりすることが容易にできてしまう。エクストルーダーにうまく入っているときはこんなことにはならない。
そこで、Ankerのwebのサポートページを参考にエクストルーダーを分解してみると、何と、折れたフィラメントの先が数個あった。これが、フィラメントを入りにくくしていたのと、フィラメントの送り出しを妨害していたようだ。

これらをとり除いて、エアーダスターで粉末を清掃して元通りに戻すと、無事に造形ができるようになった。

2024/01/08

AnkerMake5 情報(3)

いろいろなフィラメントを確かめようと、
  • PLA 「ポリ乳酸」という植物を原料とするプラスチックで、FDM方式の3Dプリンタではポピュラーでとても造形しやすい
  • TPU 「熱可塑性ポリウレタン」というプラスチックで、他のフィラメントとは違い、弾力性があり柔らかい。これも造形しやすい
  • ABS 「アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン」というプラスチックで、耐久性が高く、固く、少し柔軟性もあり、壊れにくい。しかし、造形は難しく、反りがでたり積層に失敗したりと、温度管理をうまくしないとうまくいかない。年末は、室温が寒くなったときに造形ミスが連発した。
  • PETG 「グリコール変性ポリエチレンテレフタレート」というプラスチックで、透明性の高いガラスライクなものである。年末の室温の低い時にはうまく造形ができなかった。
  • PLA-CF PLAにカーボンファイバーを配合した素材で、曲げ強度、耐衝撃性が向上している。
  • PETG-CF PETGにカーボンファイバーを配合した素材で、PETGに比べて、ノズルの塊や詰まり問題に対し改善され、強度も向上している。
以上の素材を使ってみた。
最初は、冬にもかかわらずかなり暖かかったので、問題無かったが、作業部屋には暖房がないので、室温が10度を下回ると、ABSなどの造形に支障が出てきた。

2024/01/08

AnkerMake5 情報(2)

Polymakerのフィラメントの時は、問題無く造形ができた。
eSunのフィラメントにすると、造形物がすかすかに仕上がって、指で2mmの壁を押すと、ペキッペキッと音がする。あれっ?eSunはだめかと思いながら、いくつか印刷をした。
その後、ふと思って、500mm/sの高速造形がだめなんじゃないかと思い、標準の250mm/sにすると、問題無く仕上がった。つまり、高速用のフィラメントを使わないと、高速造形の恩恵にあずかれないことがわかった。

2024/01/08

AnkerMake5 情報(1)

組み立てが完了し、よし試運転と思ったが、マニュアル通りにしても、無線LANに繋がらない。
接続
(1) スマホと3Dプリンタ間をBluetoothでつなぐ。
(2) スマホから、無線LANのSSIDとパスワードを受け取り、3Dプリンタと無線LANアクセスポイントをつなげる。

(2)のように接続すると、スマホのアプリから、3Dプリンタを制御したり、ファームウェアのアップデートが可能となるが、そもそも、(2)の接続で失敗し、3Dプリンタと無線LANアクセスポイントがつながらない。
Ankerのサポートとメールで連絡をとると、必ず次の日には連絡が来るといった具合でサポートの良さは抜群であったが、なかなか、意思疎通ができなかった。
とりあえず、毎回のメールの通りしてみるが、状況に改善はなかった。サポートからは、テザリングという話があったが、スマホ1台で意味がなくて何度もサポートと意見のすれ違いがありながら、最後にやっと、スマホ2台でするということがわかった。
接続2
(1) スマホBをテザリング状態にする。
(2) スマホAをスマホBに無線でつなげる。
(3) スマホAで3DプリンタとBluetoothでつなぐ。
(4) スマホAで、アプリの指示通りにスマホBのテザリングのSSIDとパスワードを設定し、3DプリンタとスマホBにつなげる。

上記のようにすると、何とうまくいった。結局、原因はわからないのだが、3DプリンタとスマホではWi-Fiがつながるが、3Dプリンタと無線LANアクセスポイントとはなぜかつながらないということである。
しかし、以前にAnkerのロボット掃除機をレンタルしたときは、同じように設定したのだが、その時はすんなり接続ができた。同じメーカーなのだが、部署が違うと接続方法のルーチンか部品が違うのかでうまくいかないようである。

結局、原因ははっきりとわからずじまいだったが、使えることはわかった。おそらく、無線LANアクセスポイントと3Dプリンタの相性が悪いのではないかと思う。これ以上、サポートと連絡をとりあったり、初期不良で交換してもらっても改善は見られないと考えたので、サポートにはお礼を言って終了とした。

最悪の場合は、3Dプリンタのファームウェアのバージョンアップは不可能になるが、USB-CtypeのUSBメモリを使って、メインマシンから、データを送ることはできるので、造形物の印刷は可能である。

スマホBは、Wi-Fiがデュアルバンドであるので、片方をテザリングに使い、もう片方を家の無線LANアクセスポイントとつなぐと、モバイルデータを使うことがないのが幸いであった。どちらのスマホもWi-Fiが1つであれば、インターネット接続はモバイルデータを使うことになる(1ヶ月に3GBの契約なので、あまり使いたくないのが本音)ので、ちょっと躊躇することになっていた。

2024/01/08

弐号機・AnkerMake M5(anker)

2022年の春にanker社がクラウドファンディングで3Dプリンタを出していることに気がついたが、購入までにはいたらなかった。しかし、内容が、
  • オートレベリング(今までどれほど苦しめられたか)
  • 最大移動速度250mmと断然に速い
  • フィラメント切れを通知し、ストップ(朝起きたら、フィラメント切れで途中までしかできあがっていなかった)
  • AIカメラがついていて、造形ミスがあったときは、通知し、自動でストップ(何度スパゲッティを作ったことか)
などなど、とても素晴らしい。

そして、何よりも、Ankerというのがいい。ここ最近は、Ankerに傾倒し、USBケーブル、充電器、モバイルバッテリーは全てAnkerにしている。
先日も、モバイルバッテリーが充電できなくなり、問い合わせると、保証期間内だったので、速攻で新品を送付してきて、後日、故障品を送ればいいという感じで、サポートも良かった。

2022年12月には発売とあったので、初号機もそろそろ引退させようと思ったが、結局、発売は2023年3月となった。
そして、早速購入した。驚いたことに、Anker shop では数日後には、sold outとなっていた。みんな、待ち望んでいたようだ。
AnkerMake5

AnkerMake M5 到着(2023-03-11)

Make5-1
めっちゃ大きな箱で到着
Make5-1
中は二段になっていて、上段部分
試し用のフィラメント・ねじ類・フィラメントホルダー・ツールボックス・電源コード・真ん中は、下段の本体のエクストルーダーが見えている
Make5-1
下段に入っているテーブルに垂直にとりつけるアーム部分
ここは購入者が組み立てる必要がある。下に見えているコードはUSB-Ctypeになっていてこれで本体テーブルと接続する
左側はフィラメントの供給部分。右側が、コントロール用のタッチパネル
Make5-1
これらのねじで組み立てていく。組み立ては簡単。
Make5-1
フィラメントホルダー。上部と下部の都合の良い方に取り付ける。上部は縦か横、下部は横のみ。
Make5-1
附属のツールボックス。
  • 0.4mmノズル
  • L形ソケットレンチ
  • M10-M8型オープンレンチ
  • 六角レンチビット H1.5,H2.0,H2.5,H3.0,H4.0
  • M6スリーブ
  • ノズルクリーニング用ニードル
  • ペンチ
  • テフロンチューブ

2024/01/08

初号機・デアゴスティーニ idBox

2015年の1月にデアゴスティーニから「マイ3Dプリンタ-」が刊行された。話題の3Dプリンタを作成し、完成させるという雑誌だ。例によって、第1号は1,017円と安く、2号目からは、2,035円となる。
これは全購入して、作り上げようと思った。完動品を購入するよりも安く、そして仕組みがわかっていいことだらけだと思ったのが第一要因である。
しかし、甘かった。全購入すると税込みで約18万円もかかっていた。最初から計算してからすれば良かったのだが、毎回の値段が2000円ちょいなので、なめていた。しかも、作成途中ぐらいから、中国製の安い製品が出てきていて、これは完全な失敗であった。ただ、基本的な構造がわかったことはとても良かった。

そして、一応、完成はしたのだが、レベリングが難しく、なかなかきれいに印刷されないため、仕方なくデアゴスティーニに有償のメンテナンスをお願いした。(完全にデアゴスティーニの罠にはまってますね)戻ってくると、さすがに、きれいに印刷できるようになったが、残念ながら、フィラメントの相性が大きく、付録でついているフィラメントやデアゴスティーニのオンラインショップから購入した、三菱ケミカルメディアVerbatimのフィラメントならばうまく印刷できるのだが、他メーカーのフィラメントではうまく印刷ができなかった。

ひと月に2号、全部で55号まで(追加で、95号まで刊行)あるので、組み立てに約2年間かかり、2017年始めにメンテナンスが終了して、やっとまともに動作するようになった。このあと、60個ぐらいの造形物を印刷したが、2023年2月には三菱ケミカルメディアのフィラメントがなくなり、どうしても、造形物の端のそりが解消できない、造形テーブルも傾いているようで、調整仕切れない状態になったので、見切りをつけることにした。
magazine idBox

2024/01/08