コンピュータ」カテゴリーアーカイブ

スティーブ・ジョブズへの追悼

このニュースを聞いて、1つの時代が終わったと感じました。

私は、高校時代から計算機のアルゴリズムにのめりこみ、現在でも、独学ながら、サンデープログラマとして、細々とコードを書くことを趣味としています。

大学のころに、APPLEIIを知り、欲しいと思いながら、確か当時20万円を超える価格に、指をくわえて眺めていたのを思い出します。代わりに、シャープのポケットコンピュータを買ってBASICを勉強したものです。

APPLEは、そこから、Lisa→Macintoshを発売してきました。私見ながら、Microsoftは、それを参考に、Windowsを開発したように思えます。私は、appleの思想そのものは好きなのですが、世界がclosedなのが嫌いです。もっと、openであれば、apple信者になっていたでしょう。もちろん、Microsoftも好きではありません。IEなどを強制して使わせようとするところが嫌いです。まあ、だいぶんましになってきましたが。

コンピュータというのは、ユーザーがやりたいことを簡単に自由にできる。好きなアプリケーションを他と競合せず(ハードウェア的に競合するものは仕方がないですが)に使える。
というのが理想です。

理想に近いのが、Linux ですが、なにせ、アプリケーションが少なすぎて、自分がしたいことができないので、バーチャル環境で試用したぐらいです。

Willcom D4 の活性化

ハイブリッドW-ZERO3 を購入してから、ネット環境もハイブリッドでできてしまうので、WillcomD4の出番が無くなってしまった。
まず、WillcomD4 用に使っていた回線を解約して、節約。
しかし、その後で何とHDDが壊れかけているというメッセージが出て、メーカーに相談しろというWindows Vistaからのお達し。

とりあえず、Willcomのサービスカウンタに持って行って、修理をお願いし、見積もりを取った。しばらくしてから、見積もりが上がってきたが、何と4万円以上するということ。
思わず、「iPad2が買えるやんか」と叫んでしまいました。で、当然、修理はキャンセルしました。

こうなると、保証期間も切れているし、HDDは逝かれかけてるし、することはただ1つ。

ネット上を探し回って、HDD→SDD化、Windows Vista → Windows 7化することにしました。

SDDは、最初、「SSD交換で見直す、WILLCOM D4の魅力」を読んで、PhotoFastの「PF18Z64GSSDZIFV2」にしようと思ったのですが、ネット上どこを探してももう売っていません。
違うSDDにしても、高い買い物になりますから、試しに買ってということはようしません。

あきらめかけていたときに、再度違う文字で検索していると、「Willcom D4をSSD化してWin7を入れたら」というページがヒットし、そこには、HanaMicron 64G SSD でうまくいき、さくさく動いているということが書かれていました。
で、HanaMicron 64G SSDで検索すると、売っていました。SSD Laboratory Directです。口コミどおり、包装はちゃちいですが、私的には十分だと思いました。発送も速く、良心的だと思います。

まず、WillcomD4の分解ですが、W-ZERO3 短歌的活用を参考にして、慎重にします。このサイトは、かゆいところまでしっかり書いてくれているので大変重宝しました。おかげでミスもなく、換装完了です。

次は、Windows7 化ですが、これも同サイトを参考にして、クリーンインストールしました。
回線は解約していますので、オンラインサインアップする必要もなく、メール関係は困ることはありません。ネットは、ハイブリッドW-ZERO3とBluetooth接続で可能なので問題は全くありません。G3回線を使えば、以前より速く快適です。

SSD + Windows7 にして、めちゃくちゃ快適です。
起動はありえないほど、速いし、アプリケーションの起動・動作もきびきびしています。
再び、Willcom D4を使う価値がでました。

テレビに出演します

このたび、NHK の「週刊こどもニュース」より取材を受けました。
何でも、今回のテーマが「席替え」ということで、私が開発し、実際に自分のクラスの席替えに使用している「この席がえ~」というソフトウェアがルーレット形式で、そして生徒自身がスタート・ストップするというのがおもしろいと言うことです。

私自身へのインタビューと、クラスで実際に席替えをしている様子が撮影されました。放映そのものは4分程度になるということです。

放送局:NHK総合 「週刊こどもニュース」
放映日:2010/10/31 8:00~(関西地方は、8:30~)

です。

「この席がえ~」が本に掲載されました

工学社 「教育&学習 フリーソフト集」という本(2010/09/10発行)に、拙作の「この席がえ~」という、席替えソフトが掲載されました。

数多くある席替えソフトの中から選ばれたことはとても嬉しいことです。

昔は、くじを袋の中に入れて、取らしていくという方法をとっていました。全員が、それでいいのなら問題は無かったのですが、視力の関係などで前に来たいとなった時に、結構、ミスが無いように気を使ったり、面倒なことが多かったのです。

それで、コンピュータやったら、条件をつけて好きにできるから、いいなと思い、作成した次第です。副作用として、席替えした瞬間に座席表を印刷もできるので、とても便利に使えています。

徐々にバージョンアップしていって、さらにいいものになりつつあります。

この8月末にはたくさんの方にダウンロードしていただきました。おそらく、新学期を迎えるにあたって、席替えソフトを探されたのではないかと想像しました。

ImageJ と Helicon Focus の比較(実体顕微鏡編)

さて、次は、実体顕微鏡での撮影結果から合成をしてみましょう。
デジカメは、昔懐かしい Nikon Coolpix 995 です。ちょうど大学の顕微鏡には、この昔のデジカメのレンズのねじにねじこめるアダプタがついていました。

対象は、現在研究中の、ミズワラビの前葉体です。

【コンデジ+実体顕微鏡】

  • 実体顕微鏡の写真鏡筒にアダプタを使って取り付ける
  • 設定値はデフォルテで全く追い込みをしていない状態

 

Zoom_ImageJ.jpg Zoom_Helicon.jpg
ImageJ 一部拡大図(原寸) Helicon Focus 一部拡大図(原寸)
zenyotai01.jpg zenyotai02.jpg
ImageJ 全体図 Helicon Focus 全体図

実態顕微鏡写真を5枚使って合成しました。

デフォルテの設定では、ImageJ では、いくらかの場所では残念ながら破綻してしまって、疑似色がでてしまっています。
しかし、下段の図を見て貰ったらわかりますが、この程度に縮小してみると、ほとんどわかりませんね。写真をクリックすると、横800dotの画像が出るのでそれを見てもらうと細かい部分では破綻しています。

ImageJ と Helicon Focus の比較(マクロレンズ編)

フリーソフトと有料ソフトを比較してはいけませんが、多焦点深度合成ソフトを探している人には大事なことです。

【一眼レフ+マクロレンズ】

  • 手持ち
  • 焦点の違う写真が2枚しかない
  • 設定値はデフォルテで全く追い込みをしていない状態
flower_ImageJ.jpg flower_Helicon.jpg
ImageJ Helicon Focus

同じ画像を2枚使って、合成しました。
上記の写真は、中央部分を切り取ったものです。

2つを比べると、確かにImageJはできあがりは今ひとつですが、設定値をもっと追い込めばいい状態になるかもしれません。

多焦点深度合成ソフトを求めて

大学では、「シダの教材化」を目標に、現在はミズワラビの前葉体を育て、ほぼ毎日観察を行い、デジタルカメラで記録をとっています。

このときに問題になるのは、双眼実体顕微鏡で見て、拡大率をあげていくと、立体物の焦点の合う部分が狭くなるということです。のぞいてみている時は、微動調節ねじで鏡筒を上下にしてやればいいのですが、写真となるとそうはいきません。普通は見せたいところにピントが合ったところで撮ればいいのですが、やっぱり何となく納得できません。

そこで、「多焦点 合成 ソフト」でググると、出てくるものです。

フリーソフト

  • ImageJ + PlugInソフト

(株)ケニス

Helicon Soft

まず、ケニスのフォトメジャーについては、日本製でいいのですが、試用できないことには評価もできないので、残念ながらパス。
でも、理科室にある可能性は大ですが、個人では使えないので…。

ImageJ と、Helicon Focusをダウンロードして試用してみました。

Helicon Focusは、有料ですが、30日間は無料で試用ができるので思う存分試すことができます。

ImageJ

  • 多焦点深度合成をするためには、PlugInも活用しなければならないので、手順が多い。
  • 残念ながら、Windows Vista Ultimate 64bit, 4Mbyteメモリでは、「Out Of Memory」エラーが出て動作不可でした。おそらく、空きメモリの取得に失敗しているようです。
  • 仕上がりが、Helicon Focusに比べると甘い。(ただ、追い込みが甘いだけでしょうが)
  • まわりに合成跡が残るので、後でトリミングしないといけない。

Helicon Focus

  • 多焦点深度合成専用ソフトのため、簡単に仕上げることができる。
  • 32bit, 64bit どちらでも快適に動作。
  • 仕上がりが結構きれい。
  • 結構、値段が高い

試用結果、64bit OSで、動作できないのが難点なのと、論文提出に使用するには仕上がりがきれい方がいいので、値段は、張りましたが、Helicon Focus(premium)+Helicon Filter+Helicon Photo Safe(¥30,546) を購入しました。値段の安い1年契約(¥7,000程度)もありましたが、非常に使い勝手のあるソフトなので、無制限バージョンにしました。

良かったところ(Premium Version)

  • 64bitにネイティブ対応
  • CPUのマルチコアに対応していので、作成速度がかなり速い
  • インストールは、4台まで可能。

ヘルプファイルの悩み

久しぶりに、拙作「この席がえ~」というソフトのバージョンアップをしました。
このときに、悩んだのが、ヘルプファイルの作成の悩みです。

Windows Xpまでは、.hlp 形式のヘルプを作成してきました。ところが、Windows Vistaになって、従来のヘルプファイルを標準ではサポートしなくなり、見ることができなくなってしまいました。もちろん、Vista用Windowsヘルプファイルをインストールすれば見るようにはできますが、誰にでも簡単にできるわけでもないし、ユーザーによるインストールが禁止されているマシンもあるわけですから、どの環境でも見ることができるようにはできません。

しかたなく、ネットからいいヘルプ作成ソフトを探すと、SpeedHelpPadがあり、これを使って、.chm形式のヘルプファイルを作成し添付することにしました。

ところが、.chm形式にも欠点がありまして、標準では、ネットワーク接続のマシン上の.chmヘルプは、見ることができないことがわかりました。レジストリをいじれば、見ることは可能ですが、これこそ、またまた、普通のユーザーには無理ですし、管理者権限が無いと変更さえ無理であることがわかりました。

で、最終的に行き着いたのが、ファイルは大きくなるしファイルも1つにまとまらなくていいことは全くないのですが、htmlファイルにすることです。これなら、どんなマシンでも、ブラウザさえあれば、見ることはできるので、問題ないでしょう。ただ、問題は簡単に改変できてしまうことですね。まあ、フリーソフトだから、目をつぶってもらうことにしましょう。
とにかく1番悪いのは、マイクロソフトです。セキュリティ上の問題があるとはいえ、簡単に以前のファイル形式を切り捨ててしまうこと。ネットワーク上のヘルプが見えなくなってしまうこと。です。何とかして欲しいものです。

ちょっと釈然とはしませんが、私の今後のソフトは、全て、htmlファイルにします。

Willcom D4 その3(クレードル編)

D4_14.jpg D4_15.jpg
これが、クレードルです。 本体装着時はこんな感じです。
購入時、大容量バッテリー装着時でも大丈夫かと思ったのですが、心配無用でした
D4_16.jpg
クレードルの端子群です。
結構、豊富です。

端子を簡単に拡張するためには、やはり、クレードルが必要です。
このクレードルには、LAN端子、RGBディスプレイ端子、USB端子x4、ヘッドフォン端子、それに予備のバッテリーを充電できるととても充実しています。

Willcom D4 その2(Windows Vista起動編)

D4_08.jpg D4_09.jpg
最初に起動すると、真ん中に、Willcom D4 のロゴが。
なぜか、ちょっとうれしい。
これが、Viewスタイル
Windows Vistaが起動しました。
シャットダウンからの起動時間 300秒
休止状態からの起動時間 180秒
スリープモードからの起動時間 60秒
いくつからアプリケーションインストール済みなので参考程度に。また、HDDのアクセスランプがほぼ消えるまでです。かなり主観が入ってます。
D4_11.jpg D4_10.jpg
本体左側のクリックボタン(上=左、下=右)
うっすらと光っているのがおしゃれ
本体右側のタッチパッド(かなり感度良し)
かなり、ピンぼけ。
D4_12.jpg D4_13.jpg
Inputスタイル Deskスタイル
喫茶店などでメールチェックするときにはこれが一番。

この小ささで、まともなWindows Vistaが走るのはちょっとした感動物ですが、他の選択肢もあったようにも思います。
ただし、もともとは、W-ZERO3用にプログラム開発して仕事の現場で使いたいというのが本音だったのです。
しかし、私のプログラム開発環境では、Windows Mobile用のソフトは作れそうにもなく、ただ、巷のフリーソフトを使うだけになってしまっていました。

ここで、ノートパソコン以外にもう一つ、タッチスクリーンのついたWindowsの走るサブマシンが必要になったわけです。
それで、前回の記事のようにいろいろとあたったわけですが、白羽の矢にあたったのが、本Willcom D4 というわけです。

【長所】

  • とにかく小さい。電車の中で立って操作していても違和感が無い。(←本人がそう思っているだけかもしれないが)たぶん、周りの人は、PSPと勘違いしていると思われる。
  • PHSなので、かなりの場所でインターネット環境につなぐことができる。
  • 普通の、Windowsのソフトが動く。(←自作プログラムが動く。これがうれしい)
  • 画面は結構見やすく、直射日光下でも最大輝度にすれば何とか見えます。

【短所】

  • 大容量バッテリーにしても、とにかく駆動時間が短い。大容量バッテリーがもう一つ必要……
    ちなみに、先日茨城県東海村まで所用で行きましたが、連続駆動2時間30分で大容量バッテリーが干上がりました。
  • キーボードが小さく、クリック感が強くて、入力しにくい。長文入力には不適。
    Bluetooth接続のミニキーボードが必要かも……
  • Windows起動にしても、アプリケーションの起動にしても、とにかく時間がかかる。
    Winampを入れて、通勤時に音楽を聴いていますが、起動して音楽が聴けるまで、優に一駅はかかります。